大阪市西成区で外壁塗装工事を行いました。
施工前・高圧洗浄




左が施工前のお写真です。
・高圧洗浄
外壁の高圧洗浄は、単に汚れを落とすだけでなく、これから行う外壁塗装の品質と耐久性を左右する極めて重要な下地処理です。
この工程が不十分だと、いくら高品質な塗料を使っても、その性能を十分に発揮できず、塗装の剥がれや早期劣化につながる可能性が高まります。
ケレン・下地調整・シーラー






外壁塗装は、単に塗料を塗るだけの作業ではありません。
塗料を塗る前に、いかに外壁を「塗れる状態」にするかが、塗装の持ちや美しさ、機能性を決定します。
この「塗れる状態にする」ための作業が「ケレン」「下地調整」「シーラー」といった工程です。
これらの作業を怠ると、どんなに高価な塗料を使っても、数年で塗膜が剥がれたり、膨れたりする原因となります。
下塗り・上塗り








下塗りは、外壁塗装工程の最初の塗料層であり、「ファンデーション」や「接着剤」のような役割を果たします。
外壁材と上塗り塗料の間に位置し、塗装全体の品質と耐久性を大きく左右する非常に重要な工程です。
上塗りは、下塗り・中塗りの上に施される、塗装の最終仕上げ層です。
外壁の美観を決定し、塗料が持つ様々な機能性を発揮させる役割を担います。
一般的に、中塗りと同じ塗料を2回塗ることで、塗膜の厚みを確保し、耐久性を高めます。
施工後




完工しました!!
外壁塗装の主な役割
外壁の塗膜には、建物を保護するための重要な役割があります。
・防水機能
雨水が外壁材の内部に浸透するのを防ぎ、雨漏りを未然に防ぎます。
これにより、建物の構造体を湿気や腐食から守ります。
・紫外線からの保護
太陽光に含まれる紫外線は、外壁材の色褪せや劣化を早める主な原因です。
塗膜が紫外線を遮断し、外壁材の材質を保護します。
・カビ・コケ・藻の発生抑制
防カビ・防藻性能を持つ塗料は、湿気や日陰の部分に発生しやすいこれらの微生物の繁殖を抑制し、外壁の汚れや劣化を防ぎます。
・美観の維持
新築時の美しい外観を保ち、色褪せや汚れを防ぎ、建物の資産価値を維持します。
・耐久性の向上
塗膜が外壁材を物理的に保護することで、外壁材自体の寿命を延ばし、張り替えなどの大規模な修繕費用を先延ばしにできます。
外壁塗装をしないと起こる具体的な問題
外壁塗装をせずに放置すると、これらの機能が徐々に失われ、以下のような問題が発生します。
♦建物の美観が著しく損なわれる
・色あせ・変色
紫外線に постоянно 晒されることで、塗料の色が褪せ、ムラが生じます。
特に日の当たる面は顕著です。
・チョーキング現象(白亜化)
塗膜が劣化し、顔料が粉状になって表面に現れる現象です。
外壁を手で触ると白い粉が付着するようになります。
これは塗膜の保護機能が失われ始めているサインです。
・カビ・コケ・藻の繁殖
塗膜の防水性が低下すると、外壁が常に湿気を含みやすくなり、日当たりの悪い北側を中心にカビ、コケ、藻が大量に発生します。
見た目が非常に不潔になります。
・汚れの付着
塗膜の防汚性が失われ、排気ガス、ホコリ、雨だれなどの汚れが付着しやすくなります。
♦防水機能の低下と雨漏りの発生
・ひび割れ(クラック)
塗膜が劣化すると、乾燥や収縮、建物の微細な動きによりひび割れが生じます。
小さなヘアークラックでも、そこから雨水が外壁材の内部に浸入する経路となります。
・塗膜の剥がれ・膨れ
塗膜と外壁材の間に水が浸入し、日光で温められると水蒸気となり、塗膜を内側から押し上げて膨らんだり、広範囲に剥がれたりします。
・雨漏り
ひび割れや剥がれから浸入した雨水が、外壁材の内部、さらに建物の構造体(柱や梁など)にまで達すると、深刻な雨漏りが発生します。
室内への雨染みや、天井からの水滴として現れることもあります。
♦建物の構造体への深刻なダメージと寿命の短縮
・木材の腐食
浸入した雨水が木造の柱や梁などの構造体を常に湿らせることで、木材が腐食し始めます。
木材が腐ると、建物の耐久性が著しく低下し、地震や台風などの自然災害で倒壊する危険性も高まります。
・シロアリ被害
湿気を好むシロアリにとって、湿った木材は格好のエサとなります。
シロアリが構造材を食い荒らすと、家の強度が致命的に低下します。
・金属部分の錆び
釘や金物、内部の鉄骨などが露出したり、湿気に触れ続けたりすると、錆が発生し、強度が低下します。
・断熱材の劣化
壁の中に浸入した水が断熱材を湿らせ、断熱性能が低下するだけでなく、カビの発生源となることもあります。
これにより、夏は暑く、冬は寒いといった状態になり、光熱費も上昇します。
♦健康被害のリスク
建物内部に湿気がこもり、カビが繁殖すると、カビの胞子を吸い込むことによってアレルギー症状や喘息、
その他の呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性があります。
♦修繕費用が当初より高額になる
小さな劣化の段階で塗装メンテナンスを行えば、比較的費用を抑えられます。
しかし、外壁の放置が進み、雨漏りや構造体へのダメージ(腐食、シロアリ被害など)が発生すると、
外壁の張り替えや下地の広範囲な補修、内部の木材交換、断熱材の交換など、はるかに大規模な修繕が必要となり、
当初の塗装費用が何倍にも跳ね上がる可能性があります。
♦資産価値の低下
外観の劣化は、一目見て家の管理状況が悪いという印象を与えます。
また、建物内部の損傷は、不動産としての資産価値を大幅に低下させます。
将来的に売却を検討する際にも、不利な条件となることが多いです。
まとめ
外壁塗装は、単なる見た目のリフレッシュではなく、建物を外部の厳しい環境から守り、
その寿命を延ばすための非常に重要な予防医療のようなものです。
堺市のような気候変動のある地域では、紫外線や雨風の影響を常に受けているため、定期的な外壁塗装が不可欠です。
一般的に、築10年を目安に最初の外壁塗装を行い、その後は塗料の耐用年数(8年~25年など)に合わせて
定期的に塗り替えを行うことが推奨されます。
「まだ大丈夫」と放置してしまうと、後でより大きな出費と、より深刻な問題を抱えることになりますので、
外壁の劣化サイン(色あせ、チョーキング、ひび割れ、カビ・コケなど)が一つでも見られたら、
早めに相談し、適切な診断と見積もりを受けることを強くおすすめします。
株式会社イーロックホームでは
外壁シミュレーションも行っています。
外壁塗装を考えている方、ぜひ一度ご相談ください!!
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